便利な消費者金融、安易な借金には気を付けよう

今や、消費者金融で、ほとんどの人が、気軽にお金を借りる事が出来るようになった。「キャッシング」という、スタイリッシュな言葉が使われているが、キャッシングとは、比較的少額の個人向けローンを意味し、要するに「借金」である事には変わりはない。生活費の足しに借りるならばまだしも、贅沢品の購入や、既にキャッシングを利用していて、その返済目的に、またキャッシングを繰り替えすのは、ライフスタイルとしておすすめ出来ない。

キャッシングの平均利用額は、79万円だというレポートがある。確かに、この程度の金額で済めば、返済もそう難しくはなかろう。しかし、79万円という金額が、返済可能な金額なのかどうか、分からなくなってしまっている利用者も多いのだ。結果として、この79万円の返済目的に、他社からのキャッシングを繰り返し、挙句の果てには「多重債務者」に、「いつの間にか」陥ってしまってしまう事例も多いのだ。そうならないためにも、消費者金融からのキャッシング、つまり「借金」額が、本当に自分で返済出来る額なのかを、十分に考えてから、消費者金融を利用するべきだ。

万が一、不幸にも多重債務者に陥ってしまった場合、自己破産か債務整理という路を選択するしか方法はない。日本では、安易に自己破産を申請する傾向があるとされている。自己破産にしろ、債務整理にしろ、金融機関が共有する個人信用情報に、最低でも5年間は記載され続けるので、キャッシングの利用は、勿論、不可能だ。銀行からの融資も言わずもがな、無理だ。それでも、一端、「借金」癖が付いてしまった人は、同じ事を繰り返すようで、最悪、「闇金」にまで手を染めてしまうのだ。

その様にならない為、初めてキャッシングを利用する、つまり、初めて「借金」をする時には、確かに返済出来るかを、十分に考えてからキャッシングを利用しないと。後々、大変な思いを強いられる事を肝に銘じておこう。

閉じる